ROCK IN JAPAN FES. 2019の話
ロッキンおつかれさまでした!
声優バンドとして初のフェス参加となった今回、セトリの振り返りと感想を書いていきたいと思います。
まずはセトリから。
0.キズナミュージック♪
1.ティアドロップス
2.夏のドーン!
3.NO GIRL NO CRY
4.Time Lapse
5.キズナミュージック♪
(0曲目はリハーサルです)
12000人はLAKE STAGEでしたね。ポピパが演奏したBUZZ STAGEはキャパ4000人でした。
曲は5勝0敗。
順番もTime Lapseを2曲目から4曲目に持っていけば完璧でした。
正直NGNCとキズナミュージック♪は賭けだったので当たるとは思っていませんでした。
やっぱりフェスのセトリには信頼がおけるPoppin'Party。
基本動きのある盛り上げ曲で固めてきましたが、キズナミュージック♪でもしっとり聴くというよりはめちゃくちゃ盛り上がる空気だったので全部の曲でコールが入るフェス仕様となっていました。
今回のライブで印象に残った点は以下の3つ。
1.フェス仕様の曲作り
重低音のさらなる強化でBa.がゴリゴリ前面に出てくる演奏であったり、歌詞の一部をアレンジしてみたり、といった点に今回に懸ける思いが伝わってきました。
特に歌詞のアレンジについては今まで歌詞に忠実(1・2番間違えるとかは抜きにして)に歌ってきたPoppin'Partyにとって新たなチャレンジだったように思います。
2.丁寧なMC
今回も対バンと同様MCはあまり多くありませんでしたが、夏のドーン!のタオル回しはもちろん、今回初めてとなるNO GIRL NO CRYの追っかけについても丁寧に練習を入れたうえで披露していた点に初めての人を意識した立ち回りが見えました。
やはりホームとは勝手が違うというところを意識してか、「BanG Dream!というものをご存知ですか?」というワンマンでは絶対にありえない大前提からおさらいしていくMCが特に印象的でした。
3.史上最高レベルの会場の一体感
丁寧なMCの甲斐もあって、トリのキズナミュージック♪では自然発生的な合唱も起こるなど、今までにない会場の一体感で非常に盛り上がりました。
オルスタということもあり、演者ともほかの客とも距離感が非常に近いライブでした。
フルメンバーでキャパが近いライブとしては約2000人のサマステ以来およそ1年ぶり。演奏時間としても近しいものがあったので、毎年この時期あたりでこれぐらいの規模感のライブをやってもらえるとものすごくうれしいです。チケットが大変だけど。
続いて各曲印象に残っている部分について書いていきます。
0.キズナミュージック♪
開演時間前の音響チェックをスタッフが行った後、最終確認としてメンバーが出てきてのリハーサル。
愛美さんの「フェス初めてでがっちがちに緊張しています」というMCのとおり、冷静に後から振り返るとこの時点では声も演奏もどこかぎこちなさがありました。
が、演奏している最中は全く気にならず、むしろフル尺でやってくれるという贅沢な仕様に感動しつつ、フェス仕様のクラップなど全力で楽しんでいました。
1.ティアドロップス
開幕はド鉄板の1曲……のはずでしたが緊張からかBメロ途中から2番の歌詞を歌うハプニングも。
サイリウムを持っている人が非常に少なく、ワンマンではおなじみの色替えはほとんど見られませんでしたが、クラップが大多数を占めるフェスならではの環境に非常にマッチしていました。
ティアドロップスのお決まり「この手を離さない」を「ロッキン最高!」に変えるサプライズも。先述しておりますが正直これが一番攻めたなぁという感想を持った部分でした。
2.夏のドーン!
もちろんやるよねタオル曲。
リハの最中に確認のためワンコーラスGt.とKey.が流れたこともあり、「お手持ちのタオルを」と来た瞬間に広くないスペースでぎりぎり回せる長さに折りたたんで用意していました。
非常にBa.がおなかに響く演奏で、本当に打ち上げ花火を見ているかのような感覚に陥りました。映像がなくとも音だけで花火を表現する技法があったかと目からうろこが落ちました。
余談ですが今回もライブが終わった直後に別ステージで花火が見られたので5thを思い出して大満足でした。
3.NO GIRL NO CRY
自己紹介MCに続いて「歌ってください!」と練習のアナウンスが入ったのでTime Lapseかな?と思ったらまさかの「のーがーるのーくらーい♪」でした。
しっかり追っかけの練習をした上での本番だったため、合唱部分の一体感が段違いでした。
また、間奏部分にあるそれぞれのソロパートが非常に見やすくて聞き取りやすく、この1曲だけでも行く価値が十二分にありました。
ちなみに「一人が二人になり」の部分のCho.は伊藤彩沙さんでした。有咲と考えてもフェザーズと考えてもまず間違いなくそうあるべきという結論で安心したのとともに、耳の悪さに恥ずかしくもなりました。
4.Time Lapse
NO GIRL NO CRYの演奏が終わり、ステージの照明がすべて消えて一面が灰色の景色になったかと思うとランダムスターの星が光ると共に「陽が落ちて 歌声は星となり」という勝利の合図。
正直歌わせる枠はNO GIRL NO CRYで終わったと思っていたので、この時点では予想外で思わず「OK!」と叫んでしまいました。
ここまでで上がり切った会場のボルテージが一気に開放される「おーおーおおー」は圧巻でした。
間奏のBa.とGt.のソロプレイもいつも以上に激しく、熱狂の渦を作っていました。
5.キズナミュージック♪
最後のMCで「お客さんが本当に来てくれるのか心配だった」という言葉には思わず涙腺が緩みかけましたがここでのダメージが後々効いてきます。
「最後の曲です!みんなも歌ってください!」というアナウンスからキズナミュージック♪。
今最もポピパらしい曲で勝負に行ったセトリでしたが、ライブ前の「盛り上がるのか?」というオタクの心配もなんのその。リハでも披露していたこともあってしっかり盛り上がっていたのですが……
大サビの「心震えて 勇気あふれて 涙がでちゃいそう」の部分で普段ほとんど涙を見せることのない愛美さんの目から涙が出たのを見て顔が笑いながら自然ともらい泣きしてしまいました。
Poppin'Partyはこれが強みなんです。明る切ない曲と定義していますが、アップテンポなのに泣ける曲調に演者の感情が乗った演奏・歌がこもった時、とてつもない感情の揺さぶりを魅せてきます。
私はよく5th☆LIVEのLight Delightを例に挙げるのですが、今回はまたそれとは違い、終わった直後には純粋に楽しかった!という感想でしたが、後からじわじわ泣けてくるような感情の動き方をしています。
この感情はしばらく動きを変えていきそうなので、今からどのように変化していくのか?といった部分も楽しみに日々を過ごしていきたいと思います。
話がそれてしまいましたがサビの合唱など会場の一体感もピークで、爽快感すら覚えるライブ終わりの印象でした。
以上、簡単ではありますがROCK IN JAPAN FES. 2019の感想でした。
次のワンマンはいつになるのかなぁ。ファンミもあるので年明けになるという考えではありますがまさかの紅白?なんて夢も見つつ日々を生きていきたいと思います。