Poppin'Partyの話

楽曲×ストーリー=正義!

7th☆LIVEの話

※まさかの10,000字overになりました。一番言いたいことは序盤に印象としてまとめてありますので、まずはそちらからご覧いただき、お時間あります時にレビューなどを読んでいただければ幸いです。

 

 7th☆LIVE3日間お疲れ様でした!

 言いたいことをまとめて落とし込むのにどうしても時間がかかるもので、当日更新がなかなかできないでいます。もっと早く書きたいなぁ。

 今回もライブの全体印象と各曲レビューを行っていきたいと思います。

 

   

~全体印象~

 今回もまずはセトリの振り返りから。

 

 1.二重の虹(ダブル レインボウ)
 2.Happy Happy Party!
 3.君じゃなきゃダメみたい(カバー)
 4.only my railgun(カバー)
 5.花園電気ギター!!!(花園たえキャラソン)
 6.どきどきSING OUT!(戸山香澄キャラソン)
 7.B.O.F 〜Acoustic Ver.〜(愛美、大塚紗英)
 8.遠い音楽 〜ハートビート〜(山吹沙綾キャラソン)
 9.す、好きなんかじゃない!(市ヶ谷有咲キャラソン
 10.ぽっぴん’しゃっふる 〜Acoustic Ver.〜(西本りみ、大橋彩香伊藤彩沙)
 11.チョコレイトの低音レシピ(牛込りみキャラソン)
 12.キミにもらったもの〜Acoustic Ver.〜
 13.What’s the POPIPA!?
 14.Time Lapse
 15.ティアドロップス
 16.1000回潤んだ空
 17.キズナミュージック♪
 <アンコール>
 18.CiRCLING
 19.Jumpin’

 

 j-mag.org

 セトリはこちらから引用いたしました。

 

 sky21phoenix.hatenablog.com

 今回は派手にセトリを外しました。6曲/19曲しか当たってないとは……

 明らかにやる曲、イメージとして連想できる曲も漏れていたのでコンテンツの理解度をあげて精度を高められるよう精進していきます。

 (それなりに攻めたつもりだったB.O.Fアコースティック当てられたのは満足です)

 

 今回のライブの印象としては、

 1.「ポピパらしさ」の追求とその回答

 2.アニメ2期8.5話

 3.武道館への凱旋

 4.リアルポピパ「NEXTSTAGE」の幕開け 

という4点を挙げたいと思います。

 

 1.「ポピパらしさ」の追求とその回答

 7th☆LIVE最大のテーマはおそらくこれだったのではないでしょうか。

 ミニドラマあり、カバーあり、寸劇あり、ソロ曲あり、アコースティックあり、ダンスあり、かっこいい曲あり、泣かせる曲あり、etc……「ポピパといえば?」という質問に対しての回答をすべて詰め込んだライブでした。

 

 3rd☆LIVE以降これまでも追求していったテーマだと思いますが、今回幕間映像でメンバーが「ポピパらしさとは何か?」ということを語っていたのが非常に印象的でした。

 特に西本りみさんが「ポピパらしさとは楽しんで帰ってもらえるライブをすること」といった趣旨の回答をされていたのが記憶に残っています。

 

 2.アニメ2期8.5話

 今回の中盤は各キャラソンを1コーラス歌った後に寸劇があり、アコースティック披露という流れでした。

 その中の寸劇で、有咲が生徒会の仕事をしてたり、おたえがバイトや路上ライブをしていたり、りみがゆりに送るための写真や動画を撮っていたりといった、アニメ2期8話までの流れを汲んだ上でのオリジナルストーリーを展開していました。

 詳しくはレビューに譲りますが、この流れを汲んだ納得できる選曲を行っていたのでコンテンツへの信頼度がさらに深まりました。

 

 3.武道館への凱旋

 回転するセンターステージ、ナンバリングでは久々のカバー曲、キャラソンの1コーラス披露、幕間でのインタビューや過去の振り返り、etc……大橋彩香さんのMCでもあったとおり、随所に前回の武道館ライブとなった4th☆LIVEを意識し、さらにパワーアップさせた演出が行われていました。

 

 ステージは回転するだけでなく三層式で高低にも動く仕様となっており、中央の一番高いところに愛美さん、中段の高さとしては2段目にあたる部分に大塚紗英さんと西本りみさん、外周の部分に大橋彩香さんと伊藤彩沙さんという「ひなまつりスタイル」を活用して1階、2階でも見やすくなるような配慮を感じられました。

 

 カバー曲は過去ANIMAX MUSIXで披露した2曲の組み合わせ。

 オリジナルの曲数も増えたのでナンバリングではもうカバー曲はやらないかな?と思っていたのでびっくりしました。

 前回武道館では「光るなら」の1曲でしたが、曲数を増やしただけでなく演奏レベルの向上も見て取れました。これも詳しくはレビューで。

 

 キャラソンはこれまたもう二度とやらないだろうとすら思っていたので度肝を抜かれました。

 「花園電気ギター!!!」で跳べたのと「す、好きなんかじゃない!」でちげーうぜーできたので大満足です。

 

 過去を振り返り、これからの決意を語る幕間映像は4thのライブが始まる前に流れていたインタビューを思い出しました。

 当時は初武道館に向けての決意が語られていましたが、今回はメンバー同士の進化や絆の深まり、今まで触れることが憚られていたようなパーソナルな部分を感じることができたインタビューでした。

 大橋彩香さんの「楽しんで帰ってもらうために自分の辛いところを表に出さないように意識している。ポピパの我慢ポジションでいたい」というポリシーや、大塚紗英さんの「これからも”ポピパらしさ”を追求する」という決意、西本りみさんの「Light Delightは過去の自分と照らし合わせてだめなんです」という楽曲への思い入れ、伊藤彩沙さんの「明日への活力、未来への活力になるようなライブをしたい」という思い、愛美さんの「3rd☆LIVEが終わった後の感想がRoselia一色だったのが悔しかった」という今でこそ言える本音、etc……今まであまり表に出ることのなかった情報が舞い込んできて情報の波におぼれそうになりました。

 残念ながらスペックが足らず、一度で理解するには脳の処理が追い付かなかったのでできるだけ早く幕間映像をバンドリちゃんねる☆で振り返りたいです。

 

 4.リアルポピパ「NEXTSTAGE」の幕開け

 「ポピパらしさとは?」というテーマに次ぐ7th☆LIVEのテーマに感じました。

 衝撃的なセトリ、SILENT SIRENとの対バン発表、etc……今までと明らかに違う動きをしてきているなという印象を持ちました。

 

 セトリについても披露した曲については詳しくはレビューに譲りますが、「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」が曲が完成した旧2nd以降ナンバリング初の選外という1点だけを見てもかなり攻めたセトリだと感じました。

 

 SILENT SIRENとの対バン発表については、元々5th☆LIVE時点で当人同士の希望やベース女子写真展での「上の人がいろいろ動いている」といった趣旨の発言からいつかはやるだろうな?と思っていましたが、まさかこんなにも早く、しかもドームでやるとは思いませんでした。

 クリエイター陣も他のロックバンドに負けないサウンド作りを行ってきているといった趣旨の発言をしていたので、対バンでサウンドを比較できるのが非常に楽しみです。

 あと個人的にはメットライフドームが一番行きやすい現場なので非常にうれしかったです。他の人からしたら立地も環境もよくない現場なのは承知ですが。

 当日雨になると横の隙間から吹き込んでくる、丘の中なので晴れでも5月の17時からだとそれなりに寒い(といっても3月下旬とかよりはましですが)という環境なので、調整しやすい服装で行くことをおすすめいたします。

~レビュー~

 

 1.二重の虹(ダブル レインボウ)

 「NEXTSTAGE」の幕開けにふさわしいバンドストーリー2章の楽曲。

 ストーリーの流れとサビのCho.のきれいさで毎度泣いてしまう曲です。

 

 ガルパのストーリーではポピパ5人それぞれの葛藤、自分自身やほかのメンバーとの向き合い方を考え、成長していく描写が「NEXTSTAGE」への第一歩としてふさわしいものでした。

 また、リアルライブから考えていっても、今までの流れであればBPM速めの曲で盛り上げていくスタートがナンバリング以外も含めてほとんどだったので、いきなり泣かせ曲というチョイスはかなり意外な「NEXTSTAGE」でした。

 

 6th☆LIVEでは二重の虹(ダブル レインボウ)衣装で登場→ぽっぴん'しゃっふるという流れだったので、まあティアドロあたりでスタートかな?と思っていたところに透き通るようなな愛美さんの歌声とコーラスが入ったので今回も涙腺が持ちませんでした。


 2.Happy Happy Party!

 アニメ2期のポピパといえば?な曲。

 ここら辺の時点ではやっぱりアニメをなぞるのかな?と思っていました。

 

 ステージ中央の二層目が映像も流せる仕様になっており、Clapping!やJumping!などのかけ合い部分が表示されているのが非常に見やすくなっていました。

 5th☆LIVE以来の披露ですが、おそらく今後増えていくのかな?と思います。

 

 6th☆LIVE以降に見られ、今回も前半曲で行われた立奏とサポートのツインDr.体制はここで確認できました。1F南西だったので二重の虹ではちょうど影になって見えなかったんです。

 この体制について後の幕間映像で動きたいけど音の部分も両立させたい!という大橋彩香さんの想いが結晶化したものという話を聴き、今後立奏でのパフォーマンス面にも注目していきたいと思いました。


 3.君じゃなきゃダメみたい

 アニマ大阪2018以降1年ぶりの披露となりました。

 

 MCが入ってからはカバー曲コーナー。

 大橋彩香さんが「彩沙ちゃん!」と声をかけた瞬間はまさかインフルエンザでできなかったonly my railgunに触れるか?と一瞬思いましたが、「私、ポピパじゃなきゃダメみたい!」という次の発言でこっちかと。

 

 ミディアムテンポですが、「君じゃなきゃダメみたい」のコールはやっぱり盛り上がりますね。

 正直ちゃんとFullを聴いていなかったので2番に自信がなかったのですが、ちゃんと映像でコール出してくれて安心しました。

 

 にしてもPoppin'Partyとオーイシ楽曲の親和性の高さは不思議です。愛美さんの声質があっているのでしょうか。

 最新カバーの「オトモダチフィルム」も非常に好みの仕上がりだったので、こちらもいずれライブでやってくれないかな?とおもっています。


 4.only my railgun

 これはだめ。理性飛ぶから。

 

 アニマ大阪2019では伊藤彩沙さんがインフルエンザでダウンしており、5人演奏はもうないものだと思っていたので予想外でした。

 それもあってリベンジのために今回のカバー選曲をしているのであれば、非常に粋なセトリです。

 後から振り返ってみたらインスタで大塚紗英さんが前振りやってたんですね。痛恨です。

www.instagram.com

 ハーモニクスと低音めっちゃかっこいい。

 ブリッジミュートキレッキレ。

 

 大塚紗英さんが間奏のあの印象的なギターソロを弾いていたのに「震え」ました。

 まるでfripSideバンドのGt.の一人である星野威さんが降臨したかのような。

 イントロのギターアレンジも含め、一瞬fripSideのライブ?と錯覚するぐらいの音の満足度を感じ、非常に盛り上がりました。

 ガルパアレンジだとシンセサイザーとDJ主体の原曲音源に近くKey.が非常に印象的なのですが、ライブアレンジだとGt.がぐっと前面に出るアレンジになっていてまた印象が変わります。


Poppin'Party『only my railgun』(難易度:EXPERT)プレイ動画

 

 初見ではなかったので意外と冷静でしたが、予想外過ぎてタオルを回しそびれたのが非常に心残りです。

  ただ正直頭にない状態からイントロの2音目で反応できるのは腐ってもfripSide畑出身だなと自分で笑ってしまいました。あとこの曲だけオレンジ振ったりDJ HENTAIばりの拳の突き上げ方したり(左手を右手肘の内側に置きながら右手を突き上げる)と原曲リスペクトが激しくなっていました。「せーの」も入れてました。周りで不快に思われた方がいらっしゃいましたらごめんなさい。

 

sky21phoenix.hatenablog.com

  この時はペンラ振りながらタオルぐるぐるしてました。狂乱しながらも耳は正しかったのが今回証明されてよかったです。


 5.花園電気ギター!!!

 幕間映像終わりからはキャラソン・アコースティックコーナー。

 幕間映像の個々のメンバーをピックアップして、前回の武道館からの変化やこれからの意気込みを語っていく演出は非常に好みでした。

 

 歌詞を「世界の……武道館のみんなに」と途中で変えていた部分に前回にはなかったパフォーマンスの余裕を感じました。

 また、キャラソン全体の話になりますが、4thで流していた映像ではなく、ガルパの1枚絵を使用した新規映像に作り変えていたので、この部分でも1年半の積み重ねを感じることができました。

 6.どきどきSING OUT!

 大橋彩香さんと大塚紗英さんのインタビューが流れた後に「花園電気ギター!!!」が来たので、次は「遠い音楽 〜ハートビート〜」かな?と思ったら愛美さんが出てきたのでああセクシー2かと理解しました(わからない方はもしかしたら次々回あたりのポピラジライブ振り返り回で触れるかもしれません)。

 

 おーはい!おーはい!はーいはーいはいはいはいはい!の独特なコールは今回も健在。

 ここでいまいちノリ切れていないオタクが周りに多く、あの時からファンが増えたのかな?という思いを抱き、コンテンツの広がり、成長に安心しました。

 
 7.B.O.F 〜Acoustic Ver.〜(愛美、大塚紗英)

 1秒ほど飛んでみたり歯ギターチャレンジを決意したりという香澄とおたえのツッコミ不在寸劇では、中の人が雪まつりに行っていたり、香澄が「うるせーじゃまだー」と誇張した有咲のものまねをしていたりとポピパの日常風景を感じることができました。

 「時間もあるし1曲やろうか」という曲ふりの流れから、アルバムのブックレット「Poppin'Portrait」で大塚紗英さんが「密かに練習している」と語っていた「B.O.F」のアコースティックをまさかの披露。

 寸劇での風船のようなほわほわしたつかみどころのない空気感から、楽器を手にするだけでアーティスト然とした締まった空気感にガラッと変わるのでこの2人の組み合わせはずるいですね。

 

 この2人のアコギは5th☆LIVEの「Time Lapse」を思い出しますが、今回も大塚紗英さんの英語部分の発音キレッキレでした。

 また、「キミを 守ったPride and Dream」の部分など、普段ではブレス一回で歌うような部分を聴かせるように「キミを 守ったPride and Dream」のように切って歌っていたのが非常にエモーショナルでした。

 原曲では盛り上がるような曲ですが、アコースティックで披露すると音が静かになる分かなりしっかりと歌唱が聴ける、しっとりとした仕上がりに変貌するので大好きです。 


 8.遠い音楽 〜ハートビート〜

 蔵に向かうために香澄とたえが会場から捌けた後は、蔵にいる3人組になるベイビー3のターン。

 大橋彩香さんはやっぱり歌唱が安定している。

 曲前の「聴いてください!遠い音楽 〜ハートビート〜」から1コーラス披露までほんまパフォーマンスが変わってない!と圧倒されました。

 ソロでアーティスト活動も行っている強みもあり、会場を持っていくことができるなという印象です。

 
 9.す、好きなんかじゃない!

 伊藤彩沙さんは4th☆LIVEの「ちょままちょままま」のあたりでちょっとばてている感じがありましたが、今回はそんなこともなくスタミナついたんだなぁと感心していました。

 ミラクルダンシングキーボーディストらしく、曲にあったキャッチーなダンスは健在。

 今回は香澄が出てこなかったので「だ、大好き~~~~!」って帰っていきませんでした。

 
 10.ぽっぴん’しゃっふる 〜Acoustic Ver.〜(西本りみ、大橋彩香伊藤彩沙)

 てっきり「チョコレイトの低音レシピ」に入るのかと思ったら寸劇へ。

 有咲の「どうせ路上ライブとかやってんじゃねーの?」という発言で寸劇の時間軸を把握しました。

 ありそうありそう!という脚本だったので、綾奈ゆにこ先生が大まかに監修しているのかとは思いますが、アドリブもかなり効かせていて演者の皆さんのキャラに対する理解度の高さがうかがえました。

 

 ぽっぴん’しゃっふるはアコースティックでは3rd☆LIVE以来の披露。Second☆LIVEに近いアレンジでした。

 伊藤彩沙さんが歌詞を飛ばした部分があった部分で、表情は笑いつつも演奏は慌てることなく継続している点にメンタルの強さを感じました。

 

 大橋彩香さんのカホンもここで初披露。

 今までのアコースティックコーナーではウィンドチャイムやマラカス、タンバリンなどでの参加でしたが、カホンはDr.らしい打撃音かつ暖かみのある音がぴったりでした。

 

 11.チョコレイトの低音レシピ

 西本りみさんは4th☆LIVEでちょっと苦しそうに歌っていた印象でしたが、今回はあまり苦しさを感じられませんでした。

 この後の「What’s the POPIPA!?」でも書きますが、ダンスなどのパフォーマンス面が昨年の舞台経験でぐっと向上したように見えます。

 おそらくもっとも5th☆LIVE幕間映像での特訓を活かしているのではないでしょうか。

 アウトロのエアベース、最後の「チョココロネ♪」はそのままで、4th☆LIVEを思い出しました。


 12.キミにもらったもの〜Acoustic Ver.〜

 香澄とたえが合流した後は、りみの「お姉ちゃんに成長した姿を届けたい!」という流れから2年間温めていた曲を初披露。

 香澄の「昨日お姉ちゃん武道館来てたよね?」には笑いました。2日目のRASで三森すずこさんがゲストにきていたのもネタにしていくのはさすがです。

 

 おそらく原曲もアコ―スティックなのでは?という曲調なので、この流れからアコースティックでやれるのは完璧です。

 ポピパに三拍子の曲はあまりないのでテンポが崩れないか?という心配は失礼ながら正直あったのですが、杞憂でした。安心して泣けました。

 
 13.What’s the POPIPA!?

 幕間で西本りみさんと伊藤彩沙さんのインタビューを流した後は、1コーラス歌唱のみで「What’s the POPIPA!?」。

 ソロパートではアリーナの天井、1F席の床に当たる部分にあった周りの照明もイメージカラーに変わっていて

 戦隊ヒーローばりのダンスはメンバーの振り付けとのことで、伊藤彩沙さんの特訓が活かされていたのかと思います。ソロパート→楽器の演奏も気になりますが、今回の魅せ方もこれはこれでありだと思いました。
 

 14.Time Lapse

 ポピパ盛り上がり曲二強の一角。

 前回武道館のために書き下ろされた曲ですが、今回は会場がさすがの一体感でした。

 拳を突き上げながら全力で声を出すのはライブ感満載で何度やってもいいものです。

 愛美さんの「ヴェース」の煽りにお立ち台に登りソロプレイで応える西本りみさんが非常にかっこよかったです。
 

 15.ティアドロップス

 つなげてはいけない禁断のセトリをやってしまいました。

 「Time Lapse」で会場の熱気を最高潮にしたうえでの「ティアドロップス」はよく血圧の上がりすぎで倒れる人が出なかったなと思うぐらいです。

 こちらも何度も披露しているので安定感は抜群。

 間奏での竿隊ソロプレイも圧巻でした。
 

 16.1000回潤んだ空

 MCのふわふわした空気感で演奏とのギャップを見せた後は、フルでは3rd☆LIVE以来約2年ぶりの披露となるこの曲。

 これについてはSecond☆LIVEの演出であった1番でスポットライトが当たらない沙綾が見どころだと思っていました。北東方面の人は良く確認できたと思います。

 

 今回は愛美さんのVo.と西本りみさんのCho.をよく見ることができました。

 2年とは恐ろしいもので、もう歌唱や演奏の安定感や表現力が段違いです。

 比較してみると、失礼ながら3rd☆LIVEでは愛美さんの多少荒々しいロックな面が出ていたのですが、今回は透き通るような綺麗なVo.で感動しました。

 また、西本りみさんのCho.も愛美さんのVo.に寄り添うような優しさはそのままに、支えるだけの力強さが加わってよりパワーアップしていました。

 

 個人的に披露済のオリジナル曲で唯一回収していなかった曲だったので、聴けたのは感無量でした。赤と黄色のペンライトを両手持ちして振っていました。

 

sky21phoenix.hatenablog.comアニメ版時空のストーリーになぞらえた背景はこちらでまとめています。

小説版香澄のストーリーはまだ書けていませんがいつか書きます(といって早半年近く)。

 
 17.キズナミュージック♪

 衣装紹介のMCで各々の愛を世界(武道館ステージ)の中心で語った後は、満を持して「キズナミュージック♪」を披露。

 この曲も3回目の演奏となりますが、何度聴いても視界が滲まずに見れたことがありません。

 伊藤彩沙さんのKey.ソロパートにをいつも注視してみたいと思うのですがだめです。

 素直に映像を待ちます。

 

 愛美さんと3人で並んでいた立ち位置だったので、西本りみさんと大塚紗英さんはOP再現でセンターマイクによって歌うのかな?と思いましたがマイクで拾いづらくなるのかさすがに行われませんでした。
 

 <アンコール>
 18.CiRCLING

 最後の幕間映像は愛美さんのインタビュー。

 「ポピパらしさ」への葛藤など、アニメ2期でメンバーが直面している悩みを2年前にリアルバンドのメンバーが直面していたのか!という驚きがあり、今後のアニメ展開も非常に楽しみになりました。

 

 「ポピパらしさ」というものについて語った映像の後に「CiRCLING」は文句なしの流れです。

 「キズナミュージック♪」前のMCでステージ中央に5人が集まって輪になっていたのも相まってこの曲がより一層映えました。

 5th☆LIVE以来の披露でしたが、大塚紗英さんのGt.に安定感が増していたように聞こえました。

 円形ステージ、会場の360度全体が「わ」を描く姿は「Time Lapse」の時とはまた違った一体感でした。

 


【Poppin'Party】「CiRCLING」ライブ映像【BanG Dream! 5th☆LIVE】

 
 19.Jumpin’

 最後の曲に行く前にいつものお知らせ、今回のライブを通した感想MC。

 MCで西本りみさんが「最後に一言だけ」と断って歌っていた「神様 約束どおり 私たち ひとつになれました」にもやられました。

 また、愛美さんが言っていた「次のお知らせができるのがありがたい」「次があるのが当たり前ではない」という言葉には、4th☆LIVEの最後、「キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~」の演奏直前に同じく愛美さんが言っていた「”もし”次のライブがあれば、またその笑顔を見せてください」というMCがフラッシュバックして感極まってしまいました。

 正直当時はそこまで意識が行っていなかったのですが、4th☆LIVEではPoppin'Partyのライブ告知が全くなく、今後どうなっていくのか?次はあるのか?というところが見えなかったので、愛美さんの不安が見え隠れする表情、やつれ方が見て取れましたが、今回は「純粋に楽しかった!」という言葉通りの満面の笑顔で非常に安心しました。

 

 「Jumpin’」終わりはアニメ、ライブタイトルの双方の流れから約束されたようなものでしたが、開幕の「二重の虹(ダブル レインボウ)」と同様にCho.から始まる曲で締めるのも「ポピパらしさ」の構成要素となる5人のキズナを感じることができるセトリで非常に良かったです。

 

 1番、2番の駆け上がるような演奏から3番Aメロのしっとりした歌い方、3番サビ終わりから一音ずつ上がっていくクリシェ進行でつなぐ大サビなど、思いっきり楽しさに振る曲と演奏でまさに「楽しんで帰ることができる」終わりにうってつけの曲でした。

 楽しすぎて間奏のGt.やKey.のソロ回しを注視できなかったので、ここは映像を待ちたいと思います。

 

~まとめ~

 今回は全体的に楽しい!とエモい!のポピパ楽曲ストロングポイントの両輪を体感でき、「What’s the POPIPA!?」という問いかけの回答とできる大満足のライブでした。

 個人的には「ポピパらしさ=多様性」だと思っているのですが、今回は全体印象のパートでも語った通り「ポピパといえば?」の回答をすべて詰め込んだライブだったので、その点からもまさに「ポピパらしいライブ」という感想がぴったりでした。

 

 以上、長文、乱文にお付き合いいただきありがとうございました。