対バンライブNO GIRL NO CRYの話
NO GIRL NO CRYおつかれさまでした!
だいぶ日があいてしまいましたが、2days、ドーム、対バン、etc…さまざまな「初」づくしとなった今回のライブについて、Poppin'Partyパートを中心に両日それぞれの感想を書いていきたいと思います。
まずは2日間のセトリをおさらい。
【Day1】
1.キズナミュージック♪
2.B.O.F
3.Happy Happy Party!
4.Dreamers Go!
5.ティアドロップス
6.八月のif
7.キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~
8.NO GIRL NO CRY/Poppin’Party Ver.
9.Time Lapse
10.STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
【Day2】
1.夏のドーン!
2.Time Lapse
3.Happy Happy Party!
4.二重の虹
5.Returns
6.キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜
7. CiRCLING
8.ティアドロップス
9. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
10.キズナミュージック♪
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001796.000014827.html
セトリはこちらから引用しました。番号については通しではなくPoppin'Partyのみで換算しています。
今回の予想はセトリ公開というビンゴのFREE枠みたいなものがあったとはいえ、Day1,Day2ともに8勝2敗(チェリボムはコラボでしたが)でした。
サイサイ曲のカバーをコラボでしかやらなかったのが意外。もっというとサイサイがときエクやったのにひっくり返りました。
以下の3点が今回の対バンライブで印象に残ったポイントです。
1.「リアルバンド」を前面に押し出したライブ
今までと違いアニメやガルパなどで披露されたことのない衣装、NO GIRL NO CRYのMV、MC部分などから見られるようにあまりキャラクターに沿った部分がないライブ。
「キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト」というプロジェクトのコンセプトをうたっているだけあって過去になかったように感じます。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019への参加も発表になるなど、「リアルバンドのパフォーマンス力をさらに磨いていく」という修行の方向性が見えてくるライブとなりました。
2.MC・幕間映像がほぼないセトリ
各日10曲+コラボ1曲の披露。
2日間共通の曲を除いたとしても15曲を仕上げるのはワンマン並です。もはや8th☆LIVEといってもいいのでは。
MCなしで5曲連続での披露など勢いの面ではPoppin'Party史上最も攻めた内容のセトリでした。
映像も前後半のステージ転換に流れたライブ映像とポピパパートのOPぐらい。
1日で披露する曲数も大きくは変わらないので、終始
3.SILENT SIRENとの共通点・対比
対バン相手にSILENT SIRENを選んだことにより、「当初は特にSILENT SIRENを参考にして活動してきた」という発言がよく理解できました。(音響スタッフの熟練度の違いも痛いほどわかりました)
特に世界唯一であろうダンシングキーボーディストの異名を持つ伊藤彩沙さんのパフフォーマンスとベースが目立つ音作りの2点にSILENT SIRENリスペクトを感じました。
DJに近いような煽り、振り付け練習をするタイプのKey.は大きな共通点だと思います。ほかにいるか?といわれるとあまりいないタイプではあるんですよね。知ってるバンドが少ないお前が何を言いよるという話ではありますが。
ベースラインがよく動いて難易度が高いことに定評のある(?)Poppin'Partyの楽曲ですが、SILENT SIRENはリードギターがいない4ピースであるが故によりベースラインが目立つ曲が多かった印象です。フジヤマディスコのバッキバキなイントロスラップなんかは特に印象的でした。
SILENT SIREN - フジヤマディスコ(FUJIYAMA DISCO)
2バンドの違いとしてはPoppin'Partyはやはり声が本職の人だけあって5人全員が歌えるということが強み。Cho.しかりツインボーカル曲しかりで表現の幅を広げられるという違いを感じました。
MC中に発覚したバンドリーマーが体感9割近かった今回のライブ、丁寧な乗り方の解説やエピソードを交えたMCなど、どアウェーな中で会場を盛り上げたSILENT SIRENにはやはり10年選手の貫録を感じました。
フェスとはいえホームではない環境であろうROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019でPoppin'Partyが同じように盛り上げられるのか?というところを楽しみに現地に行こうと思っています。
~各曲レビュー~
印象に残った部分をピックアップして書いていきます。
【Day1】
1.キズナミュージック♪
対バンライブの発表時から一貫しているバロン山崎さんナレーションのプロレス煽りV風のOP映像からステージが割れて満を持しての登場。
花火の演出をあそこで見たのは西武ドーム時代のホームラン&ライオンズ勝利花火以来でした。あれいつからやめたんだろう。
6thでの初披露から回数を重ねていますが、OP再現のセンターマイクによっての歌唱はセンターステージとなった今回が初披露。
いよいよやってくれたか!という思いで頭がついていかなかったです。毎度泣かされる曲。
2.B.O.F
これはもう文句なし。
サマステ終わりからスターター向きとずっと言い続けて早9か月。ナンバリングではまさかのアコースティックに先を越されるという封印度合いでしたが、ヴァンガ祭での久々の披露の流れのまま今回もということになりました。
移動ステージになっていたのにはびっくりしましたが、正直Day1はB.O.Fやった衝撃とヘドバンでまともに見れませんでした。
この曲はかっこよさを追求した派手なパフォーマンスが特徴的ですが、今回は西本りみさんがかなりギリギリでヘドバンしてたので怖がりなはずなのにスイッチ入ると違うんだなと感心しました。
3.Happy Happy Party!
まさかのトロッコに乗車しての演奏。
2017年のファンミで話題になっていましたが、立奏ドラムの導入もあり、2年越しの念願かなって実現しました。こういうところは既存のバンドではあまり聞かない強みになるのかと思います。
脱線しますがこのファンミのミニドラマで「来年の文化祭ライブは最初から5人で一緒にやりたい」って話をずっとしてたのが今になってすごく刺さります。誰も悪気があったわけじゃないんだけどね。
話を元に戻すと座席がスタンドでしたがやっぱりトロッコは近い。
今まで席運がなかった私にとってはおそらく一番近くで演奏を見られた気がします。
大橋彩香さんのドラム生音が聞こえてくるぐらいの距離感だったので、演奏の力強さを体感できました。
4.Dreamers Go!
予告されていた新曲はここで披露。
ポピパの十八番ともいえる「アッパーバラード」ともいえる曲調、アニメ映像とのリンクで2期ストーリーを思い出してボロボロになっていました。
Aメロの三連符は小気味いいですね。初披露とは思えないぐらいの仕上がりでした。
5.ティアドロップス
まあやるでしょうと思っていました。
これも移動ステージにもかかわらず、所せましと暴れまわるポピパを観ることができ安心して盛り上がれました。
6.八月のif
移動ステージが会場中央で止まってからのこの曲。
愛美さんの表現力に雷に打たれたような衝撃を受けました。
5th以来の披露ですが、ささやくような「八月のif」という曲紹介から震えっぱなし。
曇り空ではありましたが、夕暮れの半野外ステージという風景でこの曲を聴けたのは贅沢でした。
……とおもったら愛美さん泣きそうになっていたが故の偶然の産物だったんですね。
詳しくはポピラジ139回で。
https://hibiki-radio.jp/description/poppin-radio/detail
7.キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~
2回目のトロッコ。
こちらも5th以来となる久々の披露ですが、伊藤彩沙さんのトロッコ仕様楽器であるショルシンを演奏しつつ煽りは健在。
衣装についてはご本人もおっしゃっていましたが、動きがあるKey.×パンツスタイルの衣装×ショルシンはパフォーマンスの幅が大きく広がります。
8.NO GIRL NO CRY/Poppin’Party Ver.
てっきりコラボでやるものだと思っていたのでソロの披露は驚きました。
この後SILENT SIREN Ver.も披露されますが、編曲者が違うPoppin’Party Ver.は各楽器が目立つようなパート作りをされており、聴きごたえが満点でした。
今後レパートリーに入るのか?という部分も楽しみです。できればこれっきりじゃないといいなぁ。
9.Time Lapse
B.O.Fをやった以上これは完全に予想外。
普段のライブではやる前提で考えているのですが、今回は完全に2日目のみだと思っていたので度肝をぬかれました。
しっかり陽が落ちそうなタイミングでセトリに入ったので、やはり時間は考えられているなと感心しつつ全力で拳をあげ、声を出しました。
初披露の4th以来、ほぼほぼ皆勤賞だけあって盛り上げ方も完璧。今回もしっかり一番楽しかった曲という印象を持たせてくれました。
最後はもちろんといってもいいほどド定番のこの曲。
外のステージが一番似合う曲だと思っています。
実は6thぶり、陽が暮れそうなタイミングで聴くこの曲を待ち望んでいました。
「STAR BEAT!」でこれを聴かなきゃポピパのライブに来た感じがない!とまで思うぐらいに自分の中での存在感が大きくなっていたことを改めて実感しました。
【Day2】
1.夏のドーン!
「全員泣かせます!」宣言をするOP映像から一転しての夏のドーン!。
この流れは6thを思い出しました。
バックに流れる映像は5thと同じもの。
Cho.の歌詞が花火から出てくるもので情景と相まって大好きです。
2.Time Lapse
2日目は満を持してといった形での披露。
夏のドーン!で盛り上がりきってからの流れだったのでテンションが一気に最高潮。
陽が落ちる寸前のタイミングでの大合唱は圧巻でした。
3.Happy Happy Party!
トロッコ曲は1日目と変更なし。
合いの手といい盛り上げ方といいライブで化ける曲という印象です。
4.二重の虹
ついに、ついにフィルムライブ映像としてPV実装の発表の中演奏。
ガルパ二章曲の中で唯一MVがないといわれ続けて早1年。このためにとって置いてあったのであれば納得です。
ここからの流れはまさに「全員泣かせる」ことを意識したものでした。
毎度Gt.のエモさとKey.のキレイさに心が洗われます。Cho.の音響バランスは難しいんだろうなぁ。
5.Returns
今回のライブで一番のポイントになったであろう曲。
5thのLight Delightしかり今回のReturnsしかり愛美さんが笑顔で歌いきる姿に心を震わされました。
大塚紗英さんの「最初は少し離れて弾いていたら泣きそうになった」というMC、大橋彩香さんが「泣いてない」といいながら上を向いてうるうるしていたのもはっきりと脳裏に焼き付いています。早く映像化してくれ。
ただ、じっくり見ていての正直な感想としては、愛美さんが無理してアニメ再現をやっているように見えました。
特に「キミとの「未来」に 手を伸ばしたい」の部分で弾き切った後に手を伸ばすというより大きく回すように見えたので、無理してまで再現しなくてもいいんだけどなぁとちょっと頭をよぎりました。
二重の虹PVでない問題の時にも軽く語っていますが、リアルライブはリアルライブでメンバー思い思いに演奏を行ってほしいという考えなので、アニメでの映像先出しはリアルライブのパフォーマンスに制約がかかるという点もあるなぁと認識しました。
アニメのPV単体はものすごく完成された出来で、愛美さんがやりそう!と思う振り付けをしていたので大好きです。だからこそ余計にもったいないなぁという思いでした。
今回のトロッコゾーン2回目は2曲。
ライブでは盛り上がる曲筆頭ですが、2期3話の六花回想シーン以降だとこのライブが実は初めての披露なんですよね。
今まではぶちあがりながらワイパーしていたのですが、2日目は六花の回想をちょっと意識して聴いてみたらいわゆる「アッパーバラード」の仲間入りを果たしてしまいました。全然曲調としては泣ける曲じゃないのに。
7. CiRCLING
作詞の中村航先生が「フェスで最後にやる曲というコンセプトで作った」と明言しているこの曲を対バン最終日のここで披露したのはメッセージ性が強い。
http://news.livedoor.com/article/detail/16433970/
バンドリーマーとサイファミがそれぞれ持っている「輪」をつなげてさらに大きくしていく日にしたいという覚悟、決意を受け取りました。
ポピパ主催のフェスでは入っててほしい曲だったので、聴けて満足です。
8.ティアドロップス
今まであまりなかったポピパ+初めてやった愛美コール。
愛美コールの時にはイヤモニ変えてたんですね。ライブにつきもののトラブル対応も難なくこなしているのには経験値を感じました。
この曲は公開枠でした。まあ対バンで外さないセトリ組みは信用できる。
旧4thという最序盤からある曲だけあって、過去映像とかと見比べると歌い方がかっこよく進化していることがよくわかります。
現状公開されている映像で残っているのはFirst以降ですが、かなりキャラっぽさを意識したかわいらしい歌い方でびっくりしました。
9. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
2日目はCho.の音量調整がうまくいっていなかったのか、全体的に愛美さん以外のマイクが抑えめでした。
ただこの曲に関しては、それにより合唱が余計に映え、会場全体の一体感が感じられました。
(半)野外、夜、スタビの3点セットは伝説のサマステ以来。ティアドロ終わりなのも相まってテンションが上がらないわけがない。
1日目は最後ということもありしっとりと聴いていましたが、2日目は全力で「 STAR BEAT!」しました。
10.キズナミュージック♪
「キズナミュージック♪」に始まり「キズナミュージック♪」に終わるという2日間のセトリ。
かなり披露回数も増えてきましたが、泣いてない時がないぐらいにほんとにいい曲。
愛美さんの感情の乗せ方が心を揺さぶるので、こういった曲の時には物凄くポテンシャルを発揮してくれます。
5人それぞれのソロパートというものも、対バンという今回のライブでポピパの強みを見せつけるには最適ということもあり、「キズナミュージック♪」サンドイッチのチョイスは文句なしでした。
以上、だいぶ時間がたってしまいましたが感想まとめでした。