Poppin'Partyの話

楽曲×ストーリー=正義!

Light Delightの話

 2019/2/26 一部加筆修正を行いました。

 

 9thシングル「CiRCLING」のカップリング曲。

 この曲が発表された時から、アニメ1期11話・ガルパのバンドストーリー0章23~24話の流れをそのまま曲にした、前へススメ!を歌う前段階となる声を失った香澄への処方箋としてとらえています。

 


【試聴動画】Poppin'Party 9th Single カップリング曲「Light Delight」(3/21発売!!)

 

  5th☆LIVE初日のアンコール1曲目、全身全霊、魂のこもったパフォーマンスは圧巻でした。あの瞬間だけ一種異様な空間に飛んだといっても過言ではないぐらい。

 舞台の左袖(Aブロックといえば行った方には伝わるはず)で見ていたのですが、西本りみさんがぼろ泣きしながら歌っていたのをみてこちらも泣いてしまいました。

 幕間映像、直前のMC、曲紹介、照明演出も含めた全体の流れも非常に素晴らしく、ライブであそこまで魂を震わせたのは後にも先にもありません。

 

 あの瞬間の空気は13thシングル「Junpin'」の特典映像に収録されている5th☆LIVEで是非。何度でも体感できるのは贅沢です。

 

bang-dream.com

  

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 そんな環境を作り上げた一人である西本りみさんの思いが書かれています。

ameblo.jp

 

 7th☆LIVEの幕間映像でもあの瞬間を振り返っての西本りみさんのオーディオコメンタリーがありました。

 

 そんな「Light Delight」についての気づきを一つ。

 この「Light Delight」とはどういう意味なんだろう?と思いGoogle先生に聞いてみてもどうにもしっくりした訳が返ってきません。

 光・喜び・・・としばらく考えたのちにふと思い浮かんだ言葉がありました。

 

 「もしかしてキラキラドキドキなのでは?」

 

 この結論に至ったとき、サビの

Search for the light delight! 取り戻そうとした(声が)”

Song for the light delight!

 という部分から、声が出せなくなり自分を見つめ直した香澄が、「キラキラドキドキを捜し、唄う」というPoppin’Partyの原点ともいえる部分に気づき、声を取り戻していくというストーリーが明確に見えてきて、この曲の世界観が理解できました。

 

 ただ香澄一人の物語ではなく、「前へススメ!」と同じようにこの曲にも”ポピパは5人でポピパ”というメッセージが、Cメロ部分のメンバーが香澄に語りかける歌詞に強く表現されています。わざわざ鍵括弧を付けた詩にしているあたりがとてもエモい。

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 「大丈夫だよ 一人じゃないよ」

 ”「あきらめないで もう少しだけ!」

 ”「一緒にいれば 素直になれる!」

 ”「自分のこと好きになれるよ だから」

 

 それぞれの歌唱パートの歌詞が、Poppin'Partyに加入する際に乗り越えた自らの葛藤を表しているのが説得力を増しています。

 ほかの4人はPoppin'Partyの加入時にすでに自分と向き合って決意を固めていたのに対し、香澄だけはやりたいことにまっすぐ突き進んで行った結果、壁にぶつかって一人うろたえてしまった中で、そっと寄りそい香澄の復活を待つ姿勢にPoppin'Partyのキズナ、暖かさを感じました。

 

 仲間の力を信じ、孤独なふりをやめて、声を取り戻した香澄はキラキラドキドキを追い求めるため再び”前へスス”んで行き、再びSPACEのオーディションに挑むのですが、そのお話はアニメ1期もしくはストーリー0章で。