ライブに行く理由の話
2019/2/27 一部加筆修正を行いました。
2019年2月19日に放送されたNHKの番組で、放送前にBanG Dream!の魅力についてのアンケートが行われていました。
\アンケート公開!/
— NHK 沼にハマってきいてみた (@nhk_hamatta) 2018年12月28日
「バンドリ!沼」アンケート
次世代ガールズバンドプロジェクト=BanG Dream!(バンドリ!)の魅力を深掘りしていきます!
まずはアンケートにお答えください!https://t.co/yDrEwVslmb
今回はこのアンケートに答えているときふと思った疑問について一つ。
アンケートの中にこんな質問がありました。
Q2. 「バンドリ!」の一番の魅力は何だと思いますか?
アニメ、スマホアプリゲーム、リアルバンド、それぞれの魅力とともに
中でも一番好きなポイントをお答えください。
アニメ、ガルパの魅力はすらすらと書けたのですが、リアルバンドの魅力を問われ、「そういえばなんでライブに行っているんだろうか?ライブに求めるものは何だろうか?」という疑問が頭をもたげました。
そこで、1月上旬までの期間限定で全話公開されていたアニメ1期を振り返りながら改めて「なぜライブに行くのか?」ということを考えてみました。
アニメを見ているとそれぞれのキャラがライブに求めるものについて言及していることに気づきました。
香澄はGlitter*Greenのライブに「キラキラドキドキ」を見つけ、バンドを始めます。
たえはSPACEでライブしたい!という香澄に「私を震えさせて」と挑戦状をたたきつけます。
オーナーは「やりきった」かどうかをオーディションの合格基準としています。(オーナーの色って何色なんだろうか)
やはりアニメから入ったオタクとしてはこの三点が非常にしっくり来たので、もう少し言語化してみようと考えてみた結果、
「生音の音圧を感じたいから」
「感情が大きく揺さぶられるような演奏や演出を見たいから」
「その時点での全力といえるパフォーマンスを見に行きたいから」
という結論に至りました。
ひとつづつ詳しく説明していきたいと思います。
1.生音の音圧を感じたいから
これについてはバンドの一番の醍醐味だと思います。
私の中での行きたいランキングが完全見切れ>LVとなる理由もここにあります。
もちろんLVの良さもあるのですがそれは後程。
聴いている環境もあるのかとは思いますが、音源では他の音に埋もれがちなベース音の主張が一気に強くなり、曲の印象がガラッと変わることもしばしば。
特に私は全身に響くような低音が好きなので、余計にはまっています。
B.O.Fや最高!などは、このパターンでさらに好きになりました。
B.O.Fはガルパライブ初日のもの、最高!はサマステのものがおすすめです。
ガルパライブ初日の映像はバンドリちゃんねる☆にも上げておらず、1月2~3日の24時間バンドリTVでも放映されないため、二重の虹の特典BDでしか見ることができません。買って見てみて。イントロのギターが強めに主張している部分でしびれるから。
【Poppin'Party】「B.O.F」ライブ映像【ガルパライブ】
ちなみに2日目もやっていますが、こちらはかなり音源に近いバランスです。
サマステの映像はアルバムの特典映像で見ることができます。
野外のライブなので映像では拾いきれていない部分もあるかとは思いますが、現地ではベース音をしっかり全身で感じることができた記憶があります。
しつこいほどに書いていますが、サマステは最高!に限らずポピパに興味を持ち始めたという方にとって一番おすすめできる盛り上がる曲を詰め込んだセトリなので、映像の収録を決断したブシロードミュージックのご担当者及び映像の使用を許可していただいたテレビ朝日の関係者さんには頭が上がりません。
中止になるかもしれなかった、台風でびしょ濡れだった思い出補正もないとは言い切れませんが、セトリだけ見てもミニライブであれば史上最強を名乗るだけの資格があると思います。
2.感情が大きく揺さぶられるような演奏や演出を見たいから
Poppin'Partyの楽曲はストーリー性のあるものが多く(というよりほとんど)、曲を聴くだけでストーリーを思い出して感情を揺さぶられることが多々ありますが、ライブではそんな元々のポテンシャルがある楽曲をさらにパワーアップさせるような演出を行ってきます。
コール、映像、照明などなど方法はさまざまですが、楽しい曲はより楽しく、感動する曲はより感動するように作りこまれた部分を楽しみにしています。
演出や表情、振り付けなどの部分についてはステージからの距離の関係上現地よりLVのほうが楽しめる部分だと思います。最前よりもカメラのほうが近いうえ、LV限定の映像などもあるようですし。
現地に行けないよ、チケットが手に入らなかったよという方にとってはこの部分が楽しめるというのは大きいと思います。私もLVで行くことがある際には力を入れて見ていきたいところです。
コールについてはたくさんありますがTime Lapse、映像については5th☆LIVEから夏のドーン!の花火と幕間からのつなぎ、照明については Second☆LIVEの1000回潤んだ空がお気に入りです。
アコースティックアレンジも原曲とガラッと違った印象を見せてくれるので大好きです。
【日本武道館公演】Poppin’Party 7th single「Time Lapse」ライブ映像
会場の一体感という点ではTime Lapseが一番だと思います。
5人のアカペラから入った後の爆発感といい、テンションを一気に上げてくれる一曲です。最近は頭でやることが多いのでライブでは覚悟を決めて臨んでいます。
5th☆LIVEの映像は13thシングルの特典映像で見ることができます。
楽しくもあり、感動できるといったPoppin'Partyのいいところが詰まったライブでした。
幕間映像はこちらで見ることができますが、それぞれ次の曲につながる演出となっています。
【追記】
4th☆LIVEまでは幕間、MCカットだったので期待していませんでしたが、まさかまさかのMC、幕間ありの完全版が入っていました。「Poppin'on!」に収録されているサマステは楽しさ、盛り上がりに極振りしたライブでしたが、5th☆LIVEは楽しさももちろんですがエモさ、ストーリー性が爆発したポピパの多様性がガッツリ詰まっているライブです。これで7kはほんまに安いから買って。ナンバリングでは現時点で最高傑作だと思います。
5th☆LIVEの個人的MVP曲であるLight Delightの話はこちらで。
あそこまでのメタ要素をふんだんに盛り込んだ演出はそうできるものではないと思います。次やるときのハードルがえげつないので封印ももしかしたらあるかもしれません。
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Second☆LIVEについてはLIVE BESTのBD、もしくはアニメ1期サウンドトラックの特典映像で見ることができます。
サウンドトラックではメンバーによるオーディオコメンタリーもついているそうです。早く買わねば。
大橋彩香さんにスポットライトが当たらない1番の演出には鳥肌が立ちました。
【追記】
まさかの7th☆LIVEで2年ぶりに披露。照明演出、映像はそのままに、演奏の安定度が段違いとなっていました。
5th☆LIVEのLight Delightが演出も込みで泣かせて来るのに対し、7th☆LIVEの1000回潤んだ空は純粋な演奏で泣かしにかかっていました。
sky21phoenix.hatenablog.com こちらも詳しくは別記事で。
全体の感想に加えて、1000回潤んだ空も含めた全曲レビューもやっています。
3.その時点での全力といえるパフォーマンスを見に行きたいから
別コンテンツの話ではありますが、「最高は塗り替えていくもの」という言葉があります。
同じ楽曲でも、その時々によって楽器や演奏方法が変わっていたり、譜面自体も変わっていたりとまた新たな一面を見ることができ、メンバーの成長を実感することができるということもBanG Dream!の魅力の一つだと思っています。
ライブでは毎回アンコールMCでメンバーが一言ずつお話されますが、全力でぶつかってきたことがひしひしと伝わって涙が止まらなくなります。
楽器についてはDr.が6th☆LIVE以降通常仕様と立奏の2パターンになったり、竿隊も曲によって楽器やエフェクターを入れ替えていたりなどの変化が見られます。
演奏方法については締めの部分やつなぎの部分でのアレンジ、ベースが指弾きかピック弾きかなどの違いがあります。
譜面の部分では今年のアニサマで披露したGod knows...が最たる例ですが、他にも演出や歌重視で音符を全音にしたりといったアレンジを加えている部分があります。
God knows...については過去記事で一度記載しています。詳細はこちらで。
ナンバリングがリセットされる前は定番曲となっていましたがその当時より格段に難易度が上がったものが披露されていました。
皆さんの努力は凄まじいものがありますが、やはり楽器未経験からのスタートということもあって伊藤彩沙さんの成長度合いが一番目に見えてわかりやすいと思います。
こちらも過去記事ですが、4th☆LIVE以降はただ演奏するだけでなく、魅せ方といったパフォーマンスの部分にも力を入れているように感じています。
7th☆LIVEの幕間映像インタビューでも語られており、新たな気付きを得ることができました。幕間だけでもいいから早く見たい。
これも一つの成長、進化になるのかな?と思います。
改めて私がライブに行く理由を考えてきましたが、皆さん人それぞれの理由があると思います。
この曲を聴きたいがためにずっとライブに行っている!という方もいらっしゃると思いますし、この人を生で見たいからライブに行くんだ!という方ももちろん。
どのような形であれ、他人に迷惑をかけない形で楽しめればきっとそれが正解なのだと思います。
これからもライブに行くときには全力で楽しむ気持ちを持っていき、終わったときには楽しかった想い出を持って帰るという基本中の基本を大事に臨みたいと思います。